JKセライダー工法は、短繊維を混入した特殊アクリル樹脂「JKセライダー」と特殊アンカーピンにより、タイル張り外壁を「面」で補強するタイル落下防止工法です(実際、東日本大震災・熊本地震で剥落事故は1件も発生しなかったとのこと)。
アクリル樹脂だからこその高い防水性と遮断性で外壁劣化を防止し、建物の長寿命化に貢献します。
皮膜は無色透明のため、タイル仕上げの高級な風合いをそのまま生かし、いつまでも美しく維持することができるのが大きな特徴の一つ。防水性に富み、なお且つ透明ですのでタイル張り外壁の風合いを損なわない画期的工法です。地震時には外壁仕上げ材の剥落を防止するとともに、ひび割れの発生も抑制します。
特殊アンカーピンの高いせん断力、引っ張り力、引き裂き強度、そして抜群な防水性と遮断性が、建物や人を守ります。安定した強靭な「皮膚」を長期間形成し、塩害、凍害、白華を防ぎます。
目地も補強するため、タイル面を丸めても、ご覧の通りです。
タイル張り仕上げの場合は、一般的にタイルと目地材で相持ちするといわれていますが、その目地材を強固にし、タイル面の耐久性を向上させます。特殊アンカーピンとJK-セライダーの組み合わせにより阪神・淡路大震災クラスの震動にもビクともしません。
振動試験結果においては、各方向ともテーブルの1.5倍、2.5倍、3.1倍と大きな値を示しているものの、タイルは剥落しませんでした。
水平加力試験の結果も下表の通りです。
※上記データは、日本樹脂施工協同組合が平成14年度事業の活路開拓事業の一環として工学院大学で行った実験の結果です。
詳細は日本樹脂施工協同組合のサイト内『JK-セライダー工法』のページをご参照ください。