原因を究明するためにひたむきな意欲をもち、そのメカニズムを理解することの面白さを知ることが、漏水診断で最も大切なこと。建物全体の形状を把握し、外装仕上げ〜躯体防水層〜防水端末の納まりなど各所を断面でとらえ、漏水原因を推定し、その調査結果に基づいて改修策を提案することが、私たちの使命です。


I. 香り混合式漏水診断調査(青リンゴ調査)

漏水部の雨水浸入口と予測されるドレン廻り・パラペット浮き箇所・手摺根廻り・シーリング等において、雨水が浸入しやすいと思われる不具合箇所にポリエチレンシートで養生し、検知機にて基準となる臭気の数値を測定し、漏水箇所にセットした漏水診断装置(本体)より香料を混合させた空気を圧送し、1~2時間後再度養生した測定箇所を検知し、数値の変化にて雨水の浸入先と思われる箇所を予測する手法です。


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II. 静水圧調査液注入試験調査(ポスト工法)

外部目視調査による漏水原因と予測される不具合箇所に調査管をを設置固定後、漏水調査液を注入し2~7日間以上放置させ、漏水箇所及び外部不具合箇所への調査液流出、結晶体の析出、臭気による目視確認を行ない、雨水浸入状況を再現する手法です。


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III. ポスト散水試験調査

外部目視調査による漏水原因と予測される不具合箇所に調査管を設置固定後、 高圧洗浄機にて水圧を送り部分的に降雨時の再現を行い、漏水箇所への流出の有無を確認し、雨水浸入原因となりうる箇所を特定及び雨水浸入経路を予測する手法です。


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IV. 散水試験調査

外部目視調査による漏水原因と予測される不具合箇所に、高圧洗浄機にて水圧直接を送り降雨時の再現を行ない、漏水箇所への流出の有無を確認し、雨水浸入原因となりうる箇所を特定及び雨水浸入経路を予測する手法です。


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